社会人野球クラブチームの社会的価値

社会人野球は、1992年以降景気低迷の影響を受け多くの企業チームが休部・解散に追い込まれました。私が勤務していた会社にも輝かしい歴史を築いた野球部がありましたが休部となり、その後有志たちでクラブチームが結成されました。

あれから四半世紀が経ち、全国に多くのクラブチームが創部され、地域の資源等を活用しながら運営を工夫し、現在に至ります。クラブチームは高校・大学卒業後の競技継続の場だけではなく、プロ野球（NPB）退団者が再就職し、次のステージを目指す若者たちとともにプレーをする等、多様な価値を生んでいます。また、選手たちの就職を斡旋し、地元企業で働きながら本格的に競技に取り組める環境も整備され、少子高齢化が進む各地域において生産人口減少の課題解決や積極的に地域貢献活動に取り組むクラブチームもあります。

このサイトは、社会人で硬式野球を継続する高校生・大学生への情報提供、団体運営者には成功事例や課題解決の共有、社会人野球ファンにはチーム情報と野球があるふるさと情報の発信を目指しています。

これから中学校の部活の地域移行（クラブ化）が計画されています。社会人野球クラブチームが中学軟式野球部と連携した事業もあり、スポーツ団体運営の一助になれば幸いです。