弘前アレッズは「弘前市で生まれ育った選手を、弘前市のチームからプロ野球選手として輩出する」を目標に2012年に設立されました。活動の理念は「子供たちに夢を与え弘前市の野球発展と企業人としての自覚を持ち企業へ貢献すること」とし、地域の奉仕活動も積極的に行っています。今回は、この活動趣旨に基づいて、弘前アレッズをけん引する滝沢昇也主将にお話を聞きました。
<入部時の夢>
― 球歴と入部した経緯を教えてください
滝沢 弘前東高-富士大学でプレーしていました。学生の時に久保部長に岩手県まで来ていただき入部を勧められました。
― 当時の目標を教えてください。
滝沢 入部当時はプロを目指しました。
― 弘前アレッズの目標に「弘前市で生まれ育った選手を、弘前市のチームからプロ野球選手として輩出する」とありますね。
滝沢 ただし年齢を重ね、一昨年娘が生まれたため、その夢はあきらめました。
<父としての夢>
― 娘さんはかわいいですよね。父となった今の夢を教えてください。
滝沢 今の夢は、娘の前のホームランを打つことです。それまで現役で頑張ります!
― 弘前アレッズは地域の奉仕活動を積極的に行うので、家庭、仕事、野球の両立はたいへんですね。
滝沢 うちの奥様は、野球についてはすごく協力的です。今年は打撃の調子を落としていたせいもあり「練習に行け!」と激励を受けています(汗)
― 奥様のご協力があり野球に取り組めていますね。都市対抗東北二次予選は約400キロ離れた山形で平日も開催されました。仕事との両立はいかがでしたか?
滝沢 会社の配慮で400キロ離れた山形に出張させていただきました。午前中の試合終了後、遠征先にも関わらずスーツに着替え、現地でセールスを行いました。午前中の試合分も土曜日に出勤しました。
― クラブチームならではのハードな仕事との両立ですね。普段の一生懸命な勤務態度が会社の協力につながっていると思います。

<クラブ日本一に向け、3年ぶりに出場>
― 仕事との両立など、主将として模範的な行動をとっていますね。
滝沢 今年から主将となり戸惑いもあります。また、チームではベテランとなり、若い選手とは約10歳の年の差があります。言葉よりも姿勢や行動でリーダーシップをとることを心がけています。
― 都市対抗東北二次予選も終了しました。今後のチームの目標を教えてください。
滝沢 まずは、全日本クラブ選手権に出場し1勝することです。最終的な目標はクラブ日本一です。
― 弘前アレッズはコロナの影響により昨年も県外移動を自粛していたため、3年ぶりにクラブ日本一を目指せますね。ご健闘をお祈りします。


仕事と家庭を両立して「クラブ日本一」「都市対抗本戦出場」そして「娘の前でホームランを打つ」夢を実現してほしいです!