“SLの走る街「コットンカップ」大会”は、今年で第14回を迎えました。今回は第1回大会からこの大会をアナウンスで支える小林奈緒子さんを紹介します。
<父の影響から野球に携わる>
― コットンカップでアナウンスをすることになった経緯を教えてください。
小林 コットンウェイ硬式野球俱楽部のスタッフから大会開催を企画しているので、アナウンスをしてほしいとの依頼があり、第1回大会から参加しています。
―アナウンスはいつからされていますか?
小林 鹿沼高―白鴎大で野球部のマネージャーをしていたので、高校からアナウンスをしています。
―なぜ、野球部のマネージャーになられたのでしょうか?
小林 野球をしていた父の影響を受けています。弟も現在、高校野球の指導者として野球に携わっています。

<アナウンスから広げる>
― 小林さんは、学童、高校、大学、社会人、独立リーグ等多岐にわたりアナウンスをされているようですね。
小林 企業チームにお願いをしてアナウンスの機会を増し、スキルアップに取り組みました。東京ドームで都市対抗本戦のアナウンスの経験は、キャリアアップにもつながっています。独立リーグでもアナウンスをしていましたが、現在は公式記録員として携わっています。
― 幅広く野球に携わっていますね。学童のアナウンスもされているようですね。
小林 子どもたちの一生懸命さに心を惹かれます。アナウンスの時は「がんばれ!」と心の中で声を出して応援しています。
― アナウンスで気を付けていることは?
小林 例えば、学童では選手たちが自分の名前がアナウンスされると「プロの選手みたい」と喜んで打席に入ってくれます。アナウンスで試合を盛り上げることも心がけています。


― 後進の育成にも取り組まれているようですが、どのような指導をされていますか?
小林 試合の状況を考えたアナウンスのタイミングを指導しています。また、栃木はなまりが強いので、発音にも気を付けるように伝えています(笑)

<コットンカップと真岡市の魅力>
― コットンカップについて教えてください
小林 身近な方が多く、アットホームな良い雰囲気でアナウンスをさせていただいています。コットンカップは地域の交流で運営する大会です。大会終了後の懇親会も楽しみです。
― コットンウェイ硬式野球俱楽部の本拠地真岡市の魅力は?
真岡市は自然に恵まれ、子供と楽しめる場所がたくさんあります。五行川の鮭の遡上は、子供たちが興奮して見ていました。力強いSLが走るまちとしても知られています。

小林さんは、栃木県で開催される“いちご一会とちぎ国体”で軟式野球のアナウンス部長として大会を支えます。ふるさとを盛り上げていただきたいです。