地域との関りを深め、運営力を向上する

地域貢献活動・普及活動
スポンサーリンク

1992年以降、クラブチームは高校大学卒業後の競技継続の場を担っています。しかし会社チームと比較し潤沢な資源(グラウンドや資金)はありません。多くのクラブチームは、所属する役員及び選手からの会費により運営されており、2008年に日本野球連盟が実施したクラブチームアンケート調査では、クラブチームに所属する役員及び選手からの会費が68.4%を占め、この会費以外の収入源として、個人からの寄付金11.5%、法人からの寄付金11.2%でした。

この調査後10年以上経過し、クラブチームは様々な工夫をして役員及び選手からの会費以外の運営資源を獲得しています。その一つの手法として地域貢献活動があります。地域との関りを深める清掃活動や地域イベントのサポートをはじめとする地域貢献活動は、自治体の行政目的をクラブチームの活動の一環で遂行していることが想定されます。法人及び個人の寄付金による支援は“クラブチームの趣旨に賛成して助力している”と解釈できます。

地道な活動により地域から支援のもと運営力を向上し、都市の代表として都市対抗本戦に出場するまでに競技力も向上したクラブチームもあります。また、都市対抗の補強制度により、社会人野球の聖地 東京ドームのフィールドに立てたクラブチームの選手もいます。あるクラブチームの監督は「都市対抗本選出場が目標だが、まずは補強選手を輩出したい」と言ったことを思い出します。

このようにクラブチームは、地域と関りを深めながら可能性を大きく広げています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました