逆転サヨナラ3ラン! 昭和の熱戦を再び、よみがえった桜ヶ丘球場!

北海道・東北
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<再建の成果>

6月12日小樽市営桜ケ丘球場で“小樽野球協会(樽協)を支援する95周年記念試合”が行われ、低い気温にもかかわらず、約200人の観客が集まりました。「こんなに桜ケ丘球場に人が入ったのは、初めてじゃないか?」との選手からの声もありました。スタンドには選手が勤務する会社の上司・同僚や地元の70歳から80歳代のオールドファンも駆け付け、なかには「何十年ぶりに桜ケ丘球場に来たよ」と言葉をかけるファンもいました。数年前から小樽野球協会の再建に取り組んできた竹内マネージャーは、グラウンドからスタンドに集まった小樽の人たちを見て、今までの取り組みを振り返るとともにその光景に感激しました。そしてセレモニー終了後、記念試合が開始されました。

<興奮の幕切れ、クラブ選手権につなげる>

対戦相手は2000年以降、全日本クラブ選手権に2回出場している強豪のTRANSYS(千歳市)。観客の声援を受けながらモチベーションを上げプレーする選手たちでしたが、試合は乱打戦となり小樽野球協会は2点のビハインドを負い5-7で9回裏を迎えました。2者連続三振で敗色濃厚な状況でしたが、2アウトランナーなしからエラーと四球で出塁。千葉選手が逆転サヨナラ3ランを放ち8-7で勝利を収め、ホームラン4本が飛び出す乱打戦に終止符を打ちました。21年ぶりに全日本クラブ選手権出場を目指す小樽野球協会にとって、7月2日から始まる北海道大会につながる試合にもなりました。

サヨナラホームランを放った千葉選手を迎える
逆転サヨナラ3ランの劇的な幕切れ

<小樽市民とともに>

この試合は観戦無料でしたが、2500円で販売していた記念試合チケットを購入した来場者には記念品が配られました。入場料収入で運営されていた昭和初期と同じく、この記念試合でも小樽市民の温かい支援が運営費に充てられます。記念試合終了後、「年間のスケジュールを教えてくれ!」と希望するファンもいました。95年の歴史があるゆえにネットやSNSをうまく使えない高齢者もいます。これから幅広い世代に情報を広める方法も検討しなければならなりません。

95周年記念のボール

すでに来春卒業する大学生の入部も決まっています。小樽野球協会は100年に向けて、小樽市民とともに着々と古豪復活の階段を駆け上がっています。

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次は全国の舞台で”樽協”を見たいですね!

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