＜クラブチームには運営資源を獲得する運営力が必要＞
クラブチームを運営するには、お金がかかります。多くのクラブチームは選手から部費を徴収し活動費に充てています。しかし日本野球連盟（JABA）に加盟し予選を勝ち抜けば、試合会場への移動や宿泊等により、多くの運営費が必要となります。勝ち抜くためには競技力向上はもちろんですが、運営責任者には運営資源を獲得する“クラブ運営力”が求められます。この運営資源を獲得するために、クラブチームの運営責任者は様々な工夫に取り組んでいます。
＜応援自動販売機の設置＞
街を歩いているとチームカラーでラッピングされたプロスポーツチームの “応援自動販売機”を見かけることはありませんか？この自販機で飲料水を購入すると売上げの一部がチームに自動的に寄付される仕組みになっています。この仕組みを活用して運営費に充てているクラブチームもあります。しかし簡単に設置できるわけではありません。設置するには、運営責任者とスタッフの涙ぐましい努力があります。
＜飲めばクラブチームを応援できる＞
実は“応援自動販売機”を設置するには、土地所有者への設置依頼の交渉があります。スムーズに交渉が成立することもあれば、断られることあります。また、売上げが下がれば自販機撤去のリスクもあり、マーケティングの思考も重要です。
“応援自動販売機”で飲料水を購入すれば、クラブチームの選手の応援だけでなく、高校、大学卒業後の競技環境整備のため、多くの苦労をしている運営責任者とスタッフの努力も報われます。
ぜひ、社会人クラブチームの“応援自動販売機”を見かけたら、飲料水を購入しクラブチームを応援していただきたいと思います。
