クラブチームの選手がアマ最高峰の舞台へ!

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6月5日に行われた第93回都市対抗野球第二次予選北信越地区大会の決勝戦は、ロキテクノ富山(上市町)×千曲川硬式野球俱楽部(小諸市)の元クラブチームと現クラブチームの対決でした。結果はロキテクノ富山が8-0で勝利をおさめ、見事に東京ドームの切符を手にしました。参考に一昨年はハナマウイ(富里市)とJR北海道硬式野球クラブ(札幌市)がクラブチームとして都市対抗本戦に出場しました。(JR北海道クラブはもともと企業チームなので、ちょっと違うかもしれませんね)ロキテクノ富山にはアマ最高峰の舞台で活躍していただくとともに、立山連峰が美しい富山県上市町を全国へ発信していただきたいと思います。(筆者も富山に住んでいたことがあるので、富山への思いは強いです。北陸銀行も思い出します)

都市対抗は、予選で敗退しチームとして本戦出場を逃しても、もうひとつの東京ドームへの道があります。それは補強制度です。都市対抗は都市の代表として最強のチームで本戦に臨むため、地区予選で敗れたチームから最大3名を補強できる制度があります。あるクラブチームの監督は「チームとして都市対抗出場が目標だが、まずは補強選手を輩出したい」と言っていました。実際に補強選手として、東京ドームのフィールドに立つことができたクラブチームの選手は複数います。

筆者がもっとも印象に残っているのは、松山フェニックス(松山市)の松井佑二投手です。第85回大会ではエースとして活躍し四国予選を勝ち抜き、同チーム都市対抗本戦初出場の原動力となり、本選では3回戦まで進出しました。翌年は四国予選で敗退したもののJR四国の補強選手として2年連続東京ドームのマウンドに立つことができました。松山フェニックスの練習環境は企業チームのように決して恵まれてはいませんが、選手の創意工夫と努力で結果を残せることを松井投手は示してくれました。

松山フェニックス 松井投手

社会人野球は多くの可能性があります。クラブチームの場合、仕事と野球を両立できる環境でチャレンジすることで、夢への可能性が広がります。都市対抗本戦出場は、大都市圏よりも地方で自分の可能性にチャレンジすることも一つの選択肢になるかもしれません。

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